2006年11月17日

喉が渇けば水を飲み 心が渇けばお茶を喫む

私は、わりとアタマを使う仕事をしている。
そして、決定的な特徴は『孤独』。
部下も上司も持たず、自分ひとりでひとつの仕事を進めていく。
売文家の末席を汚すというのは、そういうものらしい。

そうして毎秒溜まっていくストレスの解消法として、日に
2杯のコーヒーを淹れる事にしている。

淹れたてのコーヒーから薫ってくるミストには、ストレスを
やわらかく解すアロマ効果がある、といわれている。

ただし、豆から挽いたコーヒーの、それも一回目に淹れた
カップから漂ってくる一番最初の部分にだけ、含まれているらしい。
時間にすれば0.5秒くらいの勝負である。

なので、私は毎度ドリップの上に顔を寄せて、せ〜の!で
アロマを楽しんでいる。
いくぶんか、それでココロが和らいでいく気がするから。

ただし、コーヒーはそれなりの刺激物でもあるので、
1日2杯までを心がけているワケである。



・・しかし、昨日、今日と起こっているココロの渇きたるや
尋常じゃぁない。
ブチ当てようにも、がらぁんとした事務所には私と眼前の
ディスプレイから吐き出される文字列しか存在しない。

頼みの綱であるコーヒーのアロマも、既に今日の分のカードを
使い切ってしまった。



喉が渇けば水を飲み
心が渇けばお茶を喫む




茶道における名調子である。
フっと、この名調子が頭をよぎった。


そうだ、お茶という手がある。


私は事務所から近所にある、中国茶ショップに
繰り出した。
中国茶の中でも、私が特に大好きな茉莉花茶
(ジャスミン茶)を購入。

花弁が糸で括られた形の茶葉になっていて、
お湯をそそぐとフンワリと花弁が開き、茉莉花茶が
楽しめるという趣向だ。


いくぶんか、ココロが潤った。

砂漠に水を撒く行為だって、決して不毛でもないな。
水を撒こうという意思が私の脳髄に残っていたので、
それだけで少し安心した。
posted by ゆーすけ at 00:59| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

美しい

ステータス。

それは、とてもくだらなくて、とても大事で。

みんな、

いや“たぶん”みんな、ステータスを大事にしている。



海外に5年ほど住んでてさ。
あの監督の映画はいまいちでさ。
痩せてなんかないよ。もっと痩せたいよ。
あの先生の指揮の下で勉強したんだ。
国体に出たことあるねんけど。
あの有名人の子、抱いたことあるぜ。
あのコンテスト、入賞したことある。
お金はあるよ、お金は。
これくらいの酒は匂いかいだようなもんさ。



ステータス。
ヒトは、他人との差別化を見つけることで、
自分は存在していいんだ、という証を見つけたい。


なんたる美しさ。
黒光りするほど眩い、性悪説の塊を垣間見る瞬間。
いや、荀子の言う性悪説の“悪”は、今で言う
生理的に近い欲望のことで、醜さという意味では
ないんだ。
じゃあ、性醜説ということなのか。そうなのかね。


悪とか醜いとか、このコトバを発するだけで
クチが腐りそうだ。やめよう。
もう半分近くも腐ってきてるのに。


かくいう自分も、ステータスに雁字搦めにされて
身動きひとつ取れなくなってしまった。
前に進んでるつもりが、ステータスの綱から綱に
飛び移っている危うい曲芸師でしかなかった模様。
足元はぶ〜らぶらのまま。

怖くてアシをバタつかせるのは無様だからやめよう。
これがステータスのひとつ、『無様だからやめよう』だ。


あぁ、まぶしい。まぶしいな・・・
眼を瞑るのは許されるのかね。


許して欲しいのかね。
posted by ゆーすけ at 21:43| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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